こんにちは。今回は、chatGPTについて初心者エンジニアに向けて、OpenAI APIを利用したリファレンス解説をお届けします。
chatGPTとは
chatGPTとは、OpenAIが開発した自然言語処理のAI技術です。GPTは「Generative Pre-trained Transformer」の略であり、大量のテキストデータを学習して自然な文章を生成することができます。chatGPTは、この技術を利用して、対話システムを構築することができます。
OpenAI APIとは
OpenAI APIとは、OpenAIが提供するAI技術を利用できるクラウドサービスです。APIを利用することで、プログラミング言語を介してGPTなどのAI技術を利用することができます。OpenAI APIには、自然言語処理に特化した「GPT-3」や、「DALL-E」など、様々なAI技術が提供されています。
chatGPTを使った対話システムの構築
OpenAI APIを利用して、chatGPTを使った対話システムを構築する方法を解説していきます。
1. OpenAI APIの登録
OpenAI APIを利用するためには、まずOpenAIに登録する必要があります。登録は以下のURLから行うことができます。
登録が完了したら、OpenAIにログインしてAPI Keyを取得してください。API Keyは、様々なAPIを利用する際に必要となるもので、秘密に保つ必要があります。
2. APIを呼び出す
APIを呼び出すためには、HTTPリクエストを送信する必要があります。例えば、Pythonを利用して以下のようにリクエストを送信することができます。
import openai
openai.api_key = "YOUR_API_KEY"
# リクエストの送信
response = openai.Completion.create(
engine="davinci",
prompt="Hello,",
max_tokens=5
)
# 結果の出力
print(response.choices[0].text)このコードは、「davinci」というエンジンを利用して、「Hello,」というプロンプトを送信して、最大5つのトークン（単語）を生成するように指定しています。実行すると、chatGPTが自動で文章を生成し、その結果が出力されます。
3. パラメータの設定
APIを呼び出す際には、いくつかのパラメータを設定する必要があります。以下に、代表的なパラメータを紹介します。
- engine：どのエンジンを利用するかを指定します。例えば、「davinci」や「curie」などがあります。
- prompt：chatGPTに与える入力となるテキストを指定します。
- temperature：文章の多様性を調整するためのパラメータです。値が高いほど多様性が増えます。
- max_tokens：chatGPTが生成するトークン（単語）の最大数を指定します。
4. 出力の加工
APIから返される出力は、文字列形式で返されます。そのため、必要に応じて出力を加工する必要があります。例えば、出力から不要な文字列を削除したり、トークンを単語に変換するために、以下のようなコードを利用することができます。
output_text = response.choices[0].text.strip()
output_words = output_text.split(" ")このコードでは、APIから返された出力をstrip()メソッドを利用して不要な空白文字を削除し、split()メソッドを利用して単語に分割しています。
注意点
OpenAI APIを利用する際には、以下の点に注意してください。
- API Keyは秘密に保つ必要があります。
- APIへのリクエストには制限があります。過度なリクエストはAPIの利用制限の対象となる可能性があります。
以上が、chatGPTを利用した対話システムの構築方法についての解説です。OpenAI APIを活用し、自然な対話システムを実現してください。
まとめ
- chatGPTとは、OpenAIが開発した自然言語処理のAI技術です。
- OpenAI APIは、OpenAIが提供するAI技術を利用できるクラウドサービスです。
- OpenAI APIを利用して、chatGPTを使った対話システムを構築することができます。
- APIを呼び出す際には、いくつかのパラメータを設定する必要があります。
- OpenAI APIを利用する際には、API Keyを秘密に保ち、リクエストの過度な利用に注意してください。
参考記事：
