こんにちは。今回は、google bardについて初心者エンジニアに向けて、bard apiに最適なプロンプトについてお話します。
google bardは、自然言語処理に特化したai技術の1つであり、雑談apiから質問応答まで様々な応用が可能です。その中でも、bard apiは、言語理解能力やコンピュータとの対話性に優れ、最新のニューラルネットワーク技術を採用しているため、高精度で自然な会話を実現しています。本稿では、bard apiを利用するために必要なプロンプトについて解説します。
google bardでのプロンプトについて
bard apiのプロンプトは、利用者がaiに対して質問を投げる際に、「何を聞きたいのか」という情報を与えるものです。プロンプトによって、aiの出力が大きく変化するため、適切なプロンプトを設定することはaiを制御する上で非常に重要です。
具体的には、bard apiは、以下のようなプロンプトを受け取ります。
- prompt(必須):aiに入力する文章を指定します。短い単語から長い文章まで様々なテキストを入力できます。
- max_tokens(任意):aiから出力する文章の最大長を指定します。
- temperature(任意):aiの生成する文章の多様性や個性を指定します。
- top_p(任意):aiが生成する文章の選択範囲を指定します。
最適な解答を得るためのプロンプト
aiとの対話で重要なのは、適切なプロンプトを設定することです。aiを利用する上で、主に以下の2つのポイントに注目する必要があります。
・プロンプトの短めの指定
まず、aiにどのようなことを聞きたいのかを明確に伝えることが大切です。しかし、長すぎるプロンプトは、aiが意図を理解しにくくなるため、短めに指定するようにしましょう。
例えば、以下のような書き方が好ましいと言えます。
「fashionについて、最近の流行は何ですか?」
これは、aiに対して「fashionについて流行について教えて欲しい」という明確な意図を伝えつつ、過剰な情報を節約しています。
・前処理によるプロンプト精度の向上
次に、プロンプトに前処理を施して、aiが処理できる形式に変換する必要があります。前処理は、単純なテキストのトークン化や、特定のトークンに対して意味的な情報を与えることができます。例えば、以下のような前処理があります。
- 数字の除去
- 名詞の抽出
- 名詞の重み付け
- 同義語の置き換え
これら前処理を施すことで、より正確なプロンプトを作成し、aiの精度を向上させることができます。
chatgptとgoogle bardのプロンプトの差
同じ自然言語処理を行うaiでも、プロンプトを変えることで、大きな違いが出ることがあります。それを例えるために、chatgptとgoogle bardで、同じトピック「天気予報について」に対して同じ問い合わせ「今日の天気は?」をしてみましょう。
・chatgptの設定
- prompt:今日の天気は?
chatgptは、シンプルなプロンプトであるため、短めである反面、回答が暴走する恐れがあります。
・google bardの設定
- prompt:今日の天気は?
- max_tokens:10
- temperature:0.5
- top_p:1.0
google bardでは、プロンプトでの情報の調整が可能であるため、回答も正確かつシンプルなものとなります。
まとめ
bard apiを適切に利用するためには、最適なプロンプトを設定することが重要です。プロンプトの正確性により、aiの出力が大きく変化することが理解できたと思います。具体的には、プロンプトの短めの指定や前処理を施すことで、より正確で高品質なaiの出力を得ることができます。今後も、aiの進化と共に、より精度の高いプロンプトを作成するために常に学習し、実践していきましょう。
参考url:
- https://cloud.google.com/blog/ja/products/ai-machine-learning/introducing-google-researchs-open-domain-dialogue-system-replika
- https://towardsdatascience.com/creating-a-qa-chatbot-with-google-bert-and-tensorflow-2-0-5668e83d9316
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