【apache】aws lightsail上で安全なブログホスティング環境を構築するためのapache virtualhostの設定方法

こんにちは。今回は、apacheについて初心者エンジニアに向けて、aws lightsail上で安全なブログホスティング環境を構築するためのapache virtualhostの設定方法についてご紹介します。

aws lightsailにおけるapacheのセットアップと基本設定

まず、aws lightsail上にapacheをセットアップする手順について説明します。以下のコマンドを実行することで、apacheをインストールすることができます。

sudo apt-get update
sudo apt-get install apache2

インストールが完了したら、apacheの基本設定を行います。apacheの設定ファイルは、/etc/apache2/apache2.confにあります。次のコマンドを使用して、設定ファイルを編集します。

sudo nano /etc/apache2/apache2.conf

設定ファイルの中で、以下のディレクティブの値を編集します。

servername your_domain

ここでyour_domainには、自分のドメイン名を入力してください。また、必要に応じて他の設定も変更してください。

変更が完了したら、apacheを再起動します。

sudo systemctl restart apache2

これでapacheのセットアップと基本設定は完了です。

安全なブログホスティング環境の要件とセキュリティ対策

安全なブログホスティング環境を構築するためには、いくつかの要件とセキュリティ対策が必要です。

まず、公開するブログのディレクトリは、他のディレクトリと分離された場所に配置される必要があります。これにより、セキュリティ上の問題が発生した場合でも他のディレクトリやファイルが影響を受けることを防ぐことができます。

次に、アクセス制御の設定を行います。apacheの設定ファイルで、ブログのディレクトリに対して適切なアクセス許可を設定することが重要です。また、不要なファイルやディレクトリへのアクセスを制限するための.htaccessファイルの作成も行いましょう。

さらに、ブログへの不正なアクセスや攻撃を検知するために、セキュリティプラグインやファイアウォールの導入も検討しましょう。

apache virtualhostの設定手順とディレクトリ構造の作成

apache virtualhostを使用することで、複数のドメインやサブドメインに対して異なる設定を行うことができます。

まず、apacheの設定ファイルを編集して、ディレクトリ構造の作成とvirtualhostの設定を行います。以下のコマンドを実行して、apacheの設定ファイルを編集します。

sudo nano /etc/apache2/sites-available/your_domain.conf

ここでyour_domain.confには、自分のドメイン名に対応するファイル名を指定してください。

編集した設定ファイルに以下の内容を追加します。

<virtualhost *:80>
    servername your_domain
    documentroot /var/www/your_domain/public_html

    <directory /var/www/your_domain/public_html>
        options indexes followsymlinks multiviews
        allowoverride all
        order allow,deny
        allow from all
    </directory>

    errorlog ${apache_log_dir}/error.log
    customlog ${apache_log_dir}/access.log combined
</virtualhost>

ここで、your_domainには自分のドメイン名を、/var/www/your_domain/public_htmlにはブログのディレクトリパスを指定してください。

設定ファイルの保存後、有効にするために以下のコマンドを実行します。

sudo a2ensite your_domain.conf

また、ディレクトリ構造を作成するために以下のコマンドを実行します。

sudo mkdir -p /var/www/your_domain/public_html

これでapache virtualhostの設定とディレクトリ構造の作成が完了しました。

ssl/tlsの導入とlet’s encryptによる証明書の取得方法

ssl/tlsを導入することで、ブログの通信を暗号化し、セキュリティを強化することができます。ここでは、let’s encryptを使用して無料のssl証明書を取得する手順を説明します。

まず、以下のコマンドを使用して、certbotをインストールします。

sudo apt-get install certbot python3-certbot-apache

インストールが完了したら、以下のコマンドを実行して、ssl証明書を取得します。

sudo certbot --apache -d your_domain

your_domainには自分のドメイン名を指定してください。

証明書の取得が完了したら、apacheの設定ファイルを編集して、httpsのリダイレクトを行うよう設定します。

sudo nano /etc/apache2/sites-available/your_domain.conf

以下の行を追加します。

<virtualhost *:80>
    servername your_domain
    redirect permanent / https://your_domain/
</virtualhost>

設定ファイルの保存後、以下のコマンドを実行してapacheを再起動します。

sudo systemctl restart apache2

これでssl/tlsの導入とlet’s encryptによる証明書の取得が完了しました。

ログ管理とモニタリング:アクセスログとエラーログの分析と保護

最後に、apacheのログ管理とモニタリングについて説明します。apacheはアクセスログとエラーログを出力することができます。

アクセスログは、ブログに対するアクセスの詳細な情報を記録します。エラーログは、ブログで発生したエラーの詳細な情報を記録します。

ログは攻撃の検出やトラブルシューティングに非常に役立つため、定期的に分析することが重要です。また、ログは不正アクセスからの保護にも役立ちます。

ログの設定は、apacheの設定ファイルで行うことができます。以下のコマンドを使用して、設定ファイルを編集します。

sudo nano /etc/apache2/apache2.conf

ログの設定に関連するディレクティブは、以下のようになります。

errorlog ${apache_log_dir}/error.log
customlog ${apache_log_dir}/access.log combined

デフォルトでは、ログは/var/log/apache2/ディレクトリに保存されます。

ログの設定を変更した後、apacheを再起動して変更を反映させましょう。

sudo systemctl restart apache2

ログ管理とモニタリングは、ブログのセキュリティを保護するために欠かせない手法です。

以上で、apacheによるaws lightsail上での安全なブログホスティング環境の構築方法についての説明を終わります。初心者の方にも分かりやすいように、設定手順やコマンドの解説を行いましたので、ぜひ参考にしてみてください。

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