こんにちは。今回は、awsについて初心者エンジニアに向けて、aws fsxについて解説していきます。aws fsxとは何か、どのような用途に向いているのか、また類似サービスとの料金比較を行い、おすすめのサービスについてもご紹介します。
aws fsxとは?
aws fsxは、awsのクラウドストレージサービスの1つです。fsxは「file server」という意味で、主にwindowsやlinuxのファイル共有ニーズに対応しています。具体的には、以下のような機能があります。
- windows用のfsx for windows file server
- lustre用のfsx for lustre
ファイル共有を行うために必要な機能が豊富であり、スケーラブルなストレージ容量を提供しています。データの耐久性も高く、高性能なストレージを必要とするアプリケーションや大容量のファイルを扱う場合に最適です。
aws fsxとworkdocsの違い
aws fsxと似たような機能を持つサービスとして、amazon workdocsがあります。workdocsもクラウドストレージサービスで、共有機能がありますが、fsxとの違いは以下のようになります。
- workdocsはドキュメント編集が可能であり、fsxはドキュメントの共有専用
- workdocsはローカルでのファイル編集時に同期が必要
- workdocsはストレージ容量が限られているが、fsxはスケーラブル
要するに、workdocsはファイル共有だけでなく編集もできるサービスですが、fsxはファイル共有専用で、ストレージ容量が大きくスケールアウトが容易といった特徴があります。
aws fsxと類似サービスの料金比較
aws fsxと似たような機能を持つ他のサービスとしては、以下のものがあります。
- microsoft azure file
- google cloud filestore
それでは、これらのサービスとaws fsxの料金を比較してみましょう。
サービス名 | ストレージ容量(gb)/月 | 費用(usd)/月 |
---|---|---|
aws fsx | 2,000 | $2,328 |
microsoft azure file | 10,240 | $2,873 |
google cloud filestore | 1,000 | $900 |
※上記料金は、2022年9月時点のものです。詳細については各社公式ページでご確認ください。
上記の表からわかる通り、ストレージ容量2,000gb/月で比較した場合、aws fsxが最も高価で、google cloud filestoreが最も安価です。ただし、ストレージ容量によって異なるため、利用する際には各社公式ページで料金シミュレーションを行うことをおすすめします。
※料金表はあくまでも各社公式ページで確認していただくようにお願いします。期間限定のキャンペーンもあるため、常に変動している可能性があります。
比較結果からおススメは?
ストレージ容量や料金面、利用用途によってオススメのサービスは異なるため一概には言えませんが、以下のような点からaws fsxをおすすめします。
- スケーラブルなストレージ容量を提供しており、今後の拡張性を考慮したい場合に最適
- 高い耐久性とソリッドステートドライブ(ssd)を採用しており、高品質なストレージが必要な場合に最適
ただし、awsの操作に慣れていない場合や、ファイルの編集機能を求めるなど、他のサービスを利用する方が良い場合もあります。それぞれのサービスの特徴を把握し、利用用途に合わせてサービスを選択することが大切です。
以上が、aws fsxについての解説と比較結果になります。サービス選択に迷った場合は、今回ご紹介したサービス以外にも様々なクラウドストレージサービスがありますので、どのサービスが自分にとって最適か考えてみてください。
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