こんにちは。今回は、フリーランスエンジニアについて初心者向けに、AWS LightsailでAuto Scalingを実現する方法について紹介します。
はじめに
AWS Lightsailは、小規模なアプリケーションやウェブサイトのホスティングに適したサービスです。しかし、LightsailではAuto Scalingという機能が提供されていません。Auto Scalingは、トラフィックや負荷の増加に応じて、自動的にインスタンスを増減させることができる機能であり、アプリケーションやウェブサイトの可用性とパフォーマンスを維持するために重要な機能です。
本記事では、AWS LightsailでAuto Scalingを実現する方法を紹介します。
Auto Scalingの代替手段
AWS Lightsailでは、Auto Scalingを提供していないため、負荷増加時には手動でインスタンスを追加する必要があります。ただし、APIを使用してカスタムスクリプトを作成することで、一部のAuto Scaling機能を実現することができます。
以下は、負荷増加時に手動でインスタンスを追加する方法の例です。
- AWS Management Consoleにログインし、Lightsailのページにアクセスします。
- インスタンスページで、新しいインスタンスを作成します。
- DNSレコードを更新して、新しいインスタンスをロードバランサーに追加します。
この方法では、手動でインスタンスを追加するため、反応時間が遅く、手間がかかるという問題があります。そのため、APIを使用してAuto Scalingを実現する方法が求められます。
カスタムスクリプトを使用したAuto Scalingの実現
APIを使用してカスタムスクリプトを作成することで、AWS LightsailでもAuto Scalingを実現することができます。
以下は、AWS Lambdaを使用してAuto Scalingを実現する方法の例です。
- AWS Management Consoleにログインし、Lambdaのページにアクセスします。
- 適切なIAMロールを作成し、Lambda関数の実行に必要な権限を付与します。
- Lambda関数を作成し、Auto Scalingのロジックを実装します。
- CloudWatch Eventsを使用して、Lambda関数を定期的に実行するようにスケジュールします。
以下は、Lambda関数の例です。
import boto3
def lambda_handler(event, context):
client = boto3.client('lightsail')
instances = client.get_instances()
for instance in instances:
if instance.cpuUtilization > 90:
client.create_instances(
instanceSnapshotName='snapshot-name',
availabilityZone='us-east-1a',
instanceType='t2.micro'
)
このLambda関数では、CPU使用率が90%を超えた場合に、新しいインスタンスを作成するようになっています。
注意点
AWS LightsailのAPIは、AWSの他のサービスのAPIと比べて機能が制限されているため、カスタムスクリプトを作成する場合には注意が必要です。また、LightsailのAPIを使用する場合には、AWSのAPI利用条件に従う必要があります。
まとめ
AWS LightsailではAuto Scalingを提供していないため、負荷増加時には手動でインスタンスを追加する必要があります。しかし、APIを使用してカスタムスクリプトを作成することで、Auto Scalingを実現することができます。ただし、AWS LightsailのAPIは制限されているため、注意が必要です。
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