こんにちは。今回は、awsについて初心者エンジニアに向けて、aws msadについて解説します。aws msadは、microsoft active directoryのクラウドサービス版であり、aws環境内での認証やアクセス制御を管理することができます。ここでは、aws msadの概要や簡単に使うための手順について紹介します。
aws msad とは?
aws msadは、amazon web services(aws)が提供するmicrosoft active directory(以下、ad)のクラウドサービス版です。aws環境内で、windows ec2インスタンスやrdsなどのサービスに対して、adでの認証やアクセス制御を簡単に行うことができます。また、既存のオンプレミス環境のadとの連携も可能です。
aws msadの料金は?
aws msadの料金は、利用量に応じて変動します。主な料金は以下の通りです。
- ディレクトリの作成:無料
- 標準ドメインコントローラーのインスタンス料金:$0.056/hour
- 小さいサイズのドメインコントローラーのインスタンス料金:$0.033/hour
- ストレージの使用料:$0.20/gb-month
詳細な料金については、aws公式サイトを参照してください。
aws msadの料金は、使わない場合でも発生する場合があるため、注意が必要です。また、adの同期やユーザー管理などの機能が利用できるため、利用量によっては費用が高額になることもあります。料金については、必ず事前に確認しておきましょう。
aws msadとactive directoryでできることの違い
aws msadは、adのクラウド版であるため、一部機能が制限されています。制限される主な機能は以下の通りです。
・gpoの管理が制限される
・ドメインの機能レベルが2008 r2に制限される
・active directory federation services(adfs)の機能が制限される
しかし、aws msadは、aws内で利用できるため、高可用性や耐久性、スケーラビリティなどのメリットがあります。また、aws独自の機能であるaws directory serviceやaws single sign-onとの連携も可能です。
使用上の注意点
aws msadを利用する際には、以下のような注意点があります。
・最新バージョン(2012 r2以降)のldapプロトコルを使用する必要がある
・ipv6には対応していない
・active directory-integrated dnsをサポートしていない
また、aws msadを利用する上で必要な手順は以下の通りです。
- ディレクトリの作成
- ドメインコントローラーの作成
- オンプレミスadとの連携(必要に応じて)
- ec2インスタンスなどの接続確認
詳細な手順については、aws公式ドキュメントを参照してください。
aws msadは、クラウド上でadを利用することができるため、管理負荷が軽減されるメリットがあります。しかし、料金や利用制限などに注意が必要です。また、正しく利用するためには、手順を正確に把握しておくことが重要です。
参考url:
- aws公式ドキュメント「aws directory service for microsoft active directory」:https://docs.aws.amazon.com/directoryservice/latest/admin-guide/directory_microsoft_ad.html
- qiita「aws microsoft ad(managed ad)の料金を1ヶ月実測してみた」:https://qiita.com/ohsawa2268/items/303e5a7d54b0a8425b07
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