djangoのインストール方法
djangoをインストールするためには、まずpythonのインストールが必要です。pythonはプログラミング言語であり、djangoはpythonで書かれているため、pythonのインストールが先に必要です。
pythonの公式サイト(https://www.python.org)から最新の安定版をダウンロードし、インストールします。ダウンロードしたファイルを実行し、指示に従ってpythonをインストールしてください。
pythonのインストールが完了したら、次にdjangoをインストールします。ターミナルまたはコマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを入力します。
$ pip install djangoこれにより、djangoがインストールされます。インストールが完了したら、以下のコマンドを入力してバージョンを確認しましょう。
$ django-admin --version以上でdjangoのインストールは完了です。
参考記事：
djangoプロジェクトの作成と構成
djangoのプロジェクトを作成するには、以下のコマンドを入力します。
$ django-admin startproject myprojectmyprojectはプロジェクト名であり、任意の名前を指定できます。このコマンドを実行すると、myprojectという名前のフォルダが作成され、djangoのプロジェクトの骨格が自動的に生成されます。
プロジェクトの構造は以下のようになります。
myproject/
manage.py
myproject/
__init__.py
settings.py
urls.py
asgi.py
wsgi.pymanage.py: djangoに関連する様々な操作を実行するためのコマンドラインツールです。myproject: プロジェクトの設定が含まれるパッケージです。__init__.py: パッケージであることを示すための空のファイルです。settings.py: プロジェクトの設定を管理するファイルです。urls.py: urlのパターンとビューの対応を設定するファイルです。asgi.py: asgi（asynchronous server gateway interface）を使用するためのファイルです。wsgi.py: wsgi（web server gateway interface）を使用するためのファイルです。
参考記事：
djangoアプリケーションの作成と設定
djangoでは、複数のアプリケーションを1つのプロジェクト内で管理することができます。アプリケーションを作成するには、以下のコマンドを入力します。
$ python manage.py startapp myappmyappはアプリケーション名であり、任意の名前を指定できます。このコマンドを実行すると、myappという名前のフォルダが作成され、基本的なアプリケーションの骨格が自動的に生成されます。
アプリケーションの構造は以下のようになります。
myapp/
__init__.py
admin.py
apps.py
migrations/
__init__.py
models.py
tests.py
views.py__init__.py: パッケージであることを示すための空のファイルです。admin.py: 管理サイトでのモデルの登録やカスタマイズを行うファイルです。apps.py: アプリケーションの設定を管理するファイルです。migrations/: データベースのマイグレーションファイルが格納されるディレクトリです。__init__.py: パッケージであることを示すための空のファイルです。
models.py: データベースのモデルを定義するファイルです。tests.py: テストコードを記述するためのファイルです。views.py: ビュー（画面）の処理を記述するファイルです。
アプリケーションをプロジェクトに追加するには、プロジェクトのsettings.pyファイルのinstalled_appsリストに追加する必要があります。
参考記事：
ビュー、url、テンプレートの基本
djangoでは、ビュー（画面の表示やデータの処理を行うコード）、url（アクセスされたurlに対してどのビューを表示するかを設定）、テンプレート（htmlや表示データの構造を定義するファイル）を組み合わせることでwebアプリケーションを構築します。
ビューの作成
ビューはviews.pyファイルに作成し、関数またはクラスとして定義します。以下は、簡単なビューの例です。
from django.http import httpresponse
def hello(request):
return httpresponse("hello, world!")urlの設定
urlを設定するには、urls.pyファイルを編集します。以下は、先ほどのビューをurlに紐付ける例です。
from django.urls import path
from . import views
urlpatterns = [
path('hello/', views.hello, name='hello'),
]path()関数によって、urlパターンとビューの関連付けが行われます。'hello/'はurlパターンであり、http://example.com/hello/でアクセスされた場合にviews.helloビューが表示されるようになります。name='hello'はビューに名前を付けるためのものであり、テンプレートなどで使用することができます。
テンプレートの作成
テンプレートは、htmlや表示データの構造を定義するファイルです。以下は、簡単なテンプレートの例です。
<!doctype html>
<html>
<head>
<title>hello, django!</title>
</head>
<body>
<h1>{{ message }}</h1>
</body>
</html>{{ message }}はテンプレート内で変数を表示するためのものであり、ビューから渡されたデータを表示することができます。
参考記事：
データベースとモデルの基本
djangoでは、データベースとモデルを使用してデータの永続化を行います。モデルはデータベースのテーブルとして定義され、データの操作やクエリを行うためのインターフェースを提供します。
データベースの設定
デフォルトでは、djangoはsqliteという軽量なデータベースを使用します。他のデータベース（mysql、postgresql、oracleなど）を使用する場合は、settings.pyファイルのdatabases設定を変更します。
モデルの定義
モデルはmodels.pyファイルで定義されます。以下は、簡単なモデルの例です。
from django.db import models
class book(models.model):
title = models.charfield(max_length=100)
author = models.charfield(max_length=100)
publication_date = models.datefield()models.modelを継承することで、モデルを定義します。charfieldは文字列フィールドを表し、max_lengthで最大文字数を指定します。datefieldは日付フィールドを表します。
マイグレーション
モデルを変更した場合、データベースに対してマイグレーションを行う必要があります。マイグレーションは、モデルの変更内容をデータベースに反映するための手順です。
マイグレーションを作成するには、以下のコマンドを入力します。
$ python manage.py makemigrationsこのコマンドによって、現在のモデルの状態と前回のマイグレーションの状態を比較し、必要な変更を検出します。
マイグレーションを適用するには、以下のコマンドを入力します。
$ python manage.py migrateこのコマンドによって、データベースにマイグレーションが適用され、モデルの変更が反映されます。
参考記事：
Django 関連のまとめ
オンラインスクールを講師として活用する！
