【django】mvcパターンを理解する:model, view, controllerとは?

こんにちは。今回は、djangoについて初心者エンジニアに向けて、mvcパターンを理解するためのガイドをご紹介します。

はじめに: mvcパターンの概要

mvc(model-view-controller)は、ソフトウェア設計パターンの1つであり、ソフトウェアの構造と役割を統一的に管理するためのアーキテクチャパターンです。

mvcパターンでは、ソフトウェアの機能を3つの役割に分割します。

  • model(モデル): データを管理し、ビジネスロジックを担当します。
  • view(ビュー): ユーザーに対して情報を表示し、ユーザーの操作を受け付けます。
  • controller(コントローラー): ユーザーの操作を受け取り、modelとviewを制御します。

このmvcパターンを使うことで、ソフトウェアの機能と役割を明確に分担することができ、ソフトウェアの保守性や拡張性を高めることができます。

model(モデル)の役割と基本

modelは、データを管理し、ビジネスロジックを担当する役割を持っています。具体的には、データの取得、保存、更新、削除などの機能を提供します。

モデルの役割は、データベースとのやり取りを担当することが多いです。例えば、ユーザーの情報を保存する場合、モデルはユーザーのデータをデータベースに保存したり、データを取得したりする責任を持ちます。

また、モデルはビジネスロジックも担当します。例えば、ユーザーが作成した記事に対して特定の操作を行う場合、モデルはそれに対する処理を実行します。

view(ビュー)の役割と基本

viewは、ユーザーに対して情報を表示し、ユーザーの操作を受け付ける役割を持っています。

具体的な役割としては、htmlやテンプレートエンジンを使って、データの表示や操作用のフォームを生成します。

また、viewはurlと関連付けられ、ユーザーが特定のurlにアクセスしたときに表示される情報を制御します。例えば、特定のurlにアクセスするとブログ記事の一覧が表示されるような機能を実装する場合、viewがそれを担当します。

controller(コントローラー)の役割と基本

controllerは、ユーザーの操作を受け取り、modelとviewを制御する役割を持っています。

具体的には、ユーザーがリクエストを送信した際に、そのリクエストを受け取り、適切なmodelのメソッドを呼び出して処理を実行します。そして、処理結果をviewに渡して、ユーザーに表示する内容を生成します。

controllerは、リクエストとmodelやviewの間の仲介役として機能し、ユーザーの操作に対して適切な処理を行うことができます。

djangoにおけるmvcパターンの実装

djangoは、pythonで開発されたwebフレームワークであり、mvcパターンをベースにしています。

具体的には、djangoでは以下のような役割分担が行われています。

  • model: djangoでは、データベースとのやり取りを簡単に行うことができるorm(object-relational mapping)を提供しています。ormを使うことで、データベースの操作を直接書く必要がなくなり、様々なデータの操作を簡単に行うことができます。
  • view: djangoでは、ビューを関数やクラスとして実装することができます。ビューは、urlと関連付けられ、ユーザーのリクエストを受けて適切な処理を行います。また、ビューではテンプレートエンジンを使ってデータの表示や操作用のフォームの生成を行うことができます。
  • controller: djangoでは、urlとviewを関連付ける役割を担うのがルーターと呼ばれる機能です。ルーターはurlパターンとviewの関連付けを行い、ユーザーのリクエストを適切なviewにルーティングします。

このように、djangoではmvcパターンがフレームワークの機能として組み込まれており、開発者は簡単にmvcパターンを実装することができます。

mvcパターンを活用したアプリケーション開発のヒント

mvcパターンを活用したアプリケーション開発においては、以下のポイントに注意すると良いでしょう。

  • 役割の明確化: model、view、controllerの役割を明確に分担し、各部分が一貫した機能を持つようにします。これにより、ソフトウェアの保守性や拡張性を高めることができます。
  • トラフィックの制御: コントローラーがリクエストを受け取り、モデルとビューを制御する役割を持つため、リクエストの処理には注意が必要です。特に、リクエストが集中するような場合には、適切なキャッシュや非同期処理などを使ってトラフィックを制御する必要があります。
  • テストの容易化: mvcパターンでは、各部分が疎結合になっているため、単体テストや結合テストが容易に行うことができます。特に、modelやviewは独立してテストすることができるため、バグの早期発見やリファクタリングがしやすくなります。

以上が、mvcパターンを理解するためのガイドでした。初心者の方にとっては、最初は少し難しいかもしれませんが、慣れてくるとソフトウェアの設計や開発において非常に便利なパターンだということがわかるでしょう。

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