こんにちは。今回は、Dockerを使ってLaravelの環境を構築する方法について解説します。Dockerを使うことで、手軽にLaravelの環境を構築することができます。
Dockerとは
Dockerとは、コンテナ仮想化技術を利用して、アプリケーションの実行環境を構築するためのツールです。Dockerを使うことで、アプリケーションを簡単に移植することができます。
Laravelの環境をDockerで構築する方法
Laravelの環境をDockerで構築する方法は、以下の手順で行うことができます。
手順1. Dockerをインストールする
まずはじめに、Dockerをインストールする必要があります。Dockerのインストール方法は、オフィシャルサイトを参照してください。
手順2. Laravelプロジェクトを作成する
次に、Laravelプロジェクトを作成します。Laravelのプロジェクトを作成する方法は、以下のコマンドを実行することで行うことができます。
docker run --rm -v $(pwd):/app composer create-project --prefer-dist laravel/laravel .
このコマンドを実行することで、カレントディレクトリにLaravelプロジェクトが作成されます。
手順3. Dockerfileを作成する
次に、Dockerfileを作成します。Dockerfileとは、Dockerイメージをビルドするためのスクリプトです。以下のようなDockerfileを作成します。
FROM php:8.1-fpm
# 必要なパッケージのインストール
RUN apt-get update && apt-get install -y \
libicu-dev \
libzip-dev \
zip \
unzip \
&& docker-php-ext-configure intl \
&& docker-php-ext-install \
pdo_mysql \
intl \
zip
# Composerのインストール
COPY --from=composer /usr/bin/composer /usr/bin/composer
# Laravelのインストール
WORKDIR /var/www/html
COPY . /var/www/html
RUN composer install
# ポートの公開
EXPOSE 9000
CMD ["php-fpm"]
このDockerfileでは、PHP 8.1-fpmイメージをベースに、必要なパッケージをインストールし、Composerをインストールしています。また、Laravelプロジェクトを/var/www/htmlディレクトリにコピーして、Composerを使って依存関係をインストールしています。
手順4. Dockerイメージをビルドする
次に、手順3で作成したDockerfileを使って、Dockerイメージをビルドします。以下のコマンドを実行して、Dockerイメージをビルドします。
docker build -t my-laravel-app .
手順5. Dockerコンテナを起動する
最後に、Dockerコンテナを起動します。以下のコマンドを実行して、Dockerコンテナを起動します。
docker run -p 8000:9000 my-laravel-app
このコマンドを実行することで、Dockerコンテナが起動し、Laravelアプリケーションが実行されます。ブラウザで http://localhost:8000/ にアクセスすると、Laravelのウェルカム画面が表示されます。
注意点
Dockerを使ってLaravelの環境を構築する際には、以下の点に注意してください。
- ポート番号を指定する必要があります。
- ホスト側のディレクトリとDockerコンテナ側のディレクトリをマウントする必要があります。
- Composerのキャッシュを削除するために、–no-cacheオプションを使う必要があります。
まとめ
Dockerを使ってLaravelの環境を構築する方法を解説しました。Dockerを使うことで、手軽にLaravelの環境を構築することができます。ただし、ポート番号やマウントするディレクトリなど、細かい設定を行う必要があります。Dockerを使ったLaravelの開発に挑戦してみてください。
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