こんにちは。今回は、Python初心者に向けて、Pythonでよく使われるライブラリの一覧を紹介します。
はじめに
Pythonは、様々な分野で利用されているプログラミング言語です。その中でも特に、データ分析や機械学習などの分野でよく使われるのが、Pythonのライブラリです。ライブラリを利用することで、より高度な処理が簡単に行えるようになります。
この記事では、Python初心者の方に向けて、よく使われるライブラリを紹介します。まずは、Pythonでのライブラリのインストール方法から説明していきます。
ライブラリのインストール方法
Pythonのライブラリは、pipというパッケージ管理ツールを使ってインストールできます。インストール方法は、以下のようになります。
pip install ライブラリ名
例えば、numpyというライブラリをインストールする場合は、以下のようになります。
pip install numpy
Pythonでよく使われるライブラリ一覧
numpy
numpyは、Pythonで数値計算を行うためのライブラリです。多次元配列や行列演算などがサポートされており、数値計算を高速に行うことができます。
以下は、numpyを使って行列演算を行う例です。
import numpy as np
# 2x2の行列を作成する
a = np.array([[1, 2], [3, 4]])
b = np.array([[5, 6], [7, 8]])
# 行列の積を計算する
c = np.dot(a, b)
print(c)
pandas
pandasは、Pythonでデータ分析を行うためのライブラリです。データの読み込みや加工、分析などが簡単に行えます。
以下は、pandasを使ってCSVファイルを読み込み、データの先頭5行を表示する例です。
import pandas as pd
# CSVファイルを読み込む
df = pd.read_csv('data.csv')
# データの先頭5行を表示する
print(df.head())
matplotlib
matplotlibは、Pythonでグラフを描画するためのライブラリです。折れ線グラフやヒストグラムなど、様々な種類のグラフを描画することができます。
以下は、matplotlibを使って折れ線グラフを描画する例です。
import matplotlib.pyplot as plt
# データを作成する
x = [1, 2, 3, 4, 5]
y = [2, 4, 6, 8, 10]
# 折れ線グラフを描画する
plt.plot(x, y)
# グラフを表示する
plt.show()
scikit-learn
scikit-learnは、Pythonで機械学習を行うためのライブラリです。様々な種類の機械学習アルゴリズムが実装されており、簡単に機械学習を行うことができます。
以下は、scikit-learnを使って線形回帰を行う例です。
from sklearn.linear_model import LinearRegression
# データを作成する
x = [[1], [2], [3], [4], [5]]
y = [2, 4, 6, 8, 10]
# 線形回帰モデルを構築する
model = LinearRegression()
model.fit(x, y)
# モデルを使って予測する
pred = model.predict([[6]])
print(pred)
注意点
ライブラリを使用する際は、ライブラリのバージョンに注意する必要があります。特に、Pythonのバージョンとライブラリのバージョンが合わない場合は、エラーが発生することがあります。また、ライブラリをインストールする際は、インストール先の環境によって必要な権限が異なるため、注意が必要です。
まとめ
Pythonでよく使われるライブラリを紹介しました。Pythonを使ったデータ分析や機械学習を行う場合には、これらのライブラリを使うことで効率的に開発を行うことができます。ライブラリのインストール方法や注意点についても説明しましたので、ぜひ参考にしてみてください。
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