【tradingview】アラート機能の活用とトレードへの応用

【tradingview】アラート機能の活用とトレードへの応用

こんにちは。今回は、tradingviewについて初心者エンジニアに向けて、アラート機能の活用方法とトレードへの応用について紹介します。tradingviewは、仮想通貨や株式、為替などのチャート分析を行うための人気のあるプラットフォームですが、アラート機能を上手に活用することでトレーディングの効率や精度を向上させることができます。

アラートの設定と通知の受け方

アラート機能は、特定の条件に合致した場合に自動的に通知を受けることができる非常に便利な機能です。まずは、アラートの設定方法と通知の受け方についてご説明します。

アラートの設定方法には、2つの方法があります。1つ目は、直接チャート上で設定する方法です。チャートの上部メニューバーの中にあるアラートアイコンをクリックすると、アラートの設定画面が表示されます。ここで、トリガー条件や通知方法を設定することができます。

2つ目の方法は、pineスクリプトというプログラミング言語を使用してアラートを設定する方法です。pineスクリプトは、tradingview上で独自のテクニカル指標やアラートを作成するための言語であり、pythonに似た文法を持っています。以下に、サンプルコードを示します。

//@version=4
study("my alert", overlay=true)

// アラート条件を設定
mycondition = close > open

// アラートを送信する
alertcondition(mycondition, title="my alert", message="close price is greater than open price")

アラートを設定した後は、通知の受け方を設定する必要があります。通知の受け方には、以下の3つの方法があります。

  1. メール通知: メールアドレスを登録し、メールでアラートを受け取ることができます。
  2. ポップアップ通知: tradingview上でポップアップメッセージとしてアラートを受け取ることができます。
  3. モバイルアプリ通知: tradingviewのモバイルアプリをインストールし、スマートフォンにプッシュ通知を受けることができます。

これらの通知方法を組み合わせて、自分に合った通知方法を選択することができます。

プライスアラートの活用とサポート・レジスタンスの監視

プライスアラートは、特定の価格に達した場合に通知を受けることができるアラートです。主にサポートやレジスタンスラインを監視するために使用されます。サポートラインは、価格が下落していくときに買い圧力が働くラインであり、レジスタンスラインは、価格が上昇していくときに売り圧力が働くラインです。

以下に、プライスアラートを使用してサポートラインを監視するサンプルコードを示します。

//@version=4
study("support alert", overlay=true)

// サポートラインの価格を設定
supportprice = 10000

// サポートラインに達した場合にアラートを送信
if close <= supportprice
    alert("price reached support line")

このコードでは、価格が10000ドル以下になった場合にアラートが送信されるように設定しています。サポートラインを上手に活用することで、トレードのタイミングやエントリーポイントを見極めることができます。

テクニカル指標アラートの使い方とトレンド転換の検知

テクニカル指標は、価格の変動に基づいた数値データを使用して、市場のトレンドや転換を分析するためのツールです。tradingviewでは、多くのテクニカル指標が提供されており、アラート機能と組み合わせて使用することができます。

以下に、macdというテクニカル指標を使用したアラートのサンプルコードを示します。

//@version=4
study("macd alert", overlay=true)

// macdの値を計算
[macdline, signalline, _] = macd(close, 12, 26, 9)

// macdの値がゼロを超えた場合にアラートを送信
if macdline > 0
    alert("macd crossed above zero")

このコードでは、macdの値がゼロを超えた場合にアラートが送信されるように設定しています。macdは、トレンドの転換を示すことが多い指標の一つであり、トレーダーにとって重要なシグナルです。テクニカル指標を使用したアラートを上手に活用することで、トレンド転換や相場の変動を早期に検知することができます。

ボリンジャーバンドアラートの活用と相場のボラティリティ通知

ボリンジャーバンドは、価格の変動範囲を示すためのバンドインジケータです。ボリンジャーバンドは、トレンドの転換や相場のボラティリティを把握するために使用されます。

以下に、ボリンジャーバンドを使用したアラートのサンプルコードを示します。

//@version=4
study("bollinger bands alert", overlay=true)

// ボリンジャーバンドの計算
[sma, upper, lower] = bollinger(close, 20, 2)

// プライスがボリンジャーバンドの上限を超えた場合にアラートを送信
if close > upper
    alert("price crossed above upper bollinger band")

このコードでは、価格がボリンジャーバンドの上限を超えた場合にアラートが送信されるように設定しています。ボリンジャーバンドを使用したアラートは、相場のボラティリティを監視するために非常に役立ちます。相場がボラティリティを増す場合には、トレードのチャンスが増えることが多いため、早期に検知することが重要です。

移動平均線アラートの設定とトレンドの追跡

移動平均線は、一定期間の価格の平均値を示すためのテクニカル指標です。移動平均線は、トレンドの方向や強さを追跡するために使用されます。

以下に、移動平均線を使用したアラートのサンプルコードを示します。

//@version=4
study("moving average alert", overlay=true)

// 移動平均線の計算
ma = sma(close, 20)

// プライスが移動平均線を上回った場合にアラートを送信
if close > ma
    alert("price crossed above moving average")

このコードでは、価格が移動平均線を上回った場合にアラートが送信されるように設定しています。移動平均線を使用したアラートは、トレンドの方向性を判断するために非常に役立ちます。上昇トレンドの場合には、価格が移動平均線を上回る傾向があります。

アラートのトレードへの応用とエントリー・エグジットのタイミング

最後に、アラート機能をトレードにどのように応用するか、またエントリーとエグジットのタイミングをどのように見極めるかについてご説明します。

アラート機能を応用する際に重要なのは、トリガーコンディションや通知方法をうまく設定することです。トリガーコンディションは、トレードのシグナルが出力される条件を指定するものであり、通知方法は、そのトリガーコンディションが満たされたときにどのように通知を受けるかを指定するものです。

また、エントリーポイントとエグジットポイントを見極めるために、アラート機能を使用することもできます。例えば、価格が特定のラインを下回った場合にエントリーし、価格が一定幅以上上昇した場合にエグジットするというルールを設定することができます。

アラート機能を上手に活用することで、トレードの効率や精度を向上させることができます。ぜひ、tradingviewのアラート機能を使って自分に合ったトレード方法を見つけてみてください。

まとめ

今回は、tradingviewについて初心者エンジニアに向けて、アラート機能の活用方法とトレードへの応用について紹介しました。アラートの設定方法や通知の受け方、さまざまなアラートの使い方についてご説明しました。また、アラート機能を上手に活用することで、トレードの効率や精度を向上させることができることもお伝えしました。

tradingviewは、さまざまなトレード手法やテクニカル指標を活用することができるプラットフォームです。ぜひ、アラート機能を使って自分のトレードスタイルに合ったルールを作り、効果的なトレードを行ってみてください。

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