【tradingview】pineスクリプト:変数とデータ型

こんにちは。今回は、tradingview pine scriptについて初心者エンジニアに向けて、変数とデータ型について詳しく解説していきたいと思います。

変数の宣言と初期化方法

変数は、データを一時的に保持するための入れ物です。pineスクリプトでは、varキーワードを使用して変数を宣言します。変数の宣言は以下のように行います。

//@version=4
study(title="変数の宣言と初期化方法", shorttitle="変数初期化")
var int a = 5

上記のコードでは、int型の変数"a"を宣言し、初期値を5で初期化しています。変数の型には、int、float、bool、string、color、plotcharなどがあります。

数値型データの利用方法

pineスクリプトでは、数値型のデータを計算したり、使用したりする際に便利な関数や演算子が用意されています。

//@version=4
study(title="数値型データの利用方法", shorttitle="数値計算")
var int a = 5
var float b = 3.14
var int c = a + 2
var float d = b * 2

上記のコードでは、変数"a"に5、変数"b"に3.14を代入しています。そして、変数"c"には変数"a"に2を足した値を代入し、変数"d"には変数"b"に2を掛けた値を代入しています。数値型の変数は、四則演算や比較演算など、数値の計算に幅広く使用することができます。

文字列型変数の操作テクニック

文字列型の変数は、文字列データを保持するための変数です。文字列データは引用符("")またはシングルクォート(”)で囲みます。

//@version=4
study(title="文字列型変数の操作テクニック", shorttitle="文字列連結")
var string str1 = "hello"
var string str2 = "world"
var string str3 = str1 + " " + str2

上記のコードでは、変数"str1"には"hello"、変数"str2"には"world"を代入しています。そして、変数"str3"には変数"str1"と"str2"を連結しています。文字列型の変数を連結する際に、+演算子を使用します。文字列の連結や操作には、その他にも様々な方法がありますので、詳細は公式ドキュメントを参照してください。

ブール型と条件文の活用法

ブール型は、真偽値(trueまたはfalse)を表すためのデータ型です。条件分岐やループ処理など、プログラムの流れを制御する際に使用されます。

//@version=4
study(title="ブール型と条件文の活用法", shorttitle="ブール値の使用")
var bool condition = true

if condition
    label.new(x=bar_index, y=high, text="条件が真です", color=color.green)

if not condition
    label.new(x=bar_index, y=high, text="条件が偽です", color=color.red)

上記のコードでは、変数"condition"にtrueを代入しています。そして、条件文を使用して、変数"condition"が真の場合には緑色のラベルを表示し、偽の場合には赤色のラベルを表示しています。notキーワードは、条件の真偽を反転させるために使用されます。

配列とリストの操作手法

配列は、複数の値を一度に格納するためのデータ構造です。リストは、配列と同様の機能を持ち、一連の要素を保持しますが、配列よりも柔軟で使いやすくなっています。

//@version=4
study(title="配列とリストの操作手法", shorttitle="配列操作")
var float[] array = array.new_float()
array.push(1)
array.push(2)
array.push(3)
array.push(4)

var list mylist = list.new(1, 2, 3, 4)

plot(array[0])
plot(list.get(mylist, 1))

上記のコードでは、配列とリストの操作手法を紹介しています。まず、空の配列を作成し、array.push()関数を使用して値を追加しています。次に、list.new()関数を使用してリストを作成し、値を指定しています。配列とリストの要素には、インデックスを使用してアクセスすることができます。

以上が、tradingview pine scriptでの変数とデータ型についての解説でした。初心者エンジニアの方にとって、これらの基本的な概念を理解することは非常に重要です。pineスクリプトの公式ドキュメントやサンプルコードを参考にしながら、さまざまなデータ型を活用して自分なりのトレード戦略を開発してみてください。

参考記事:

  1. pine script language tutorial
  2. pine script beginner’s guide

 

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