こんにちは。今回は、Laravel初心者に向けて、Laravelでバリデーションを行う方法について説明します。
はじめに
Webアプリケーションでは、ユーザーが入力したデータが正しい形式であるかどうかを検証する必要があります。Laravelでは、バリデーションを簡単に行うことができます。この記事では、Laravelでバリデーションを行う方法について詳しく解説します。
Laravelでバリデーションを行う方法
Laravelでバリデーションを行うには、以下のような手順が必要です。
- ルールの指定
 - バリデーションの実行
 - バリデーションエラーの処理
 
ルールの指定
まず、バリデーションするルールを指定する必要があります。Laravelでは、ルールを指定するための構文が提供されています。例えば、以下のように書くことで、emailフィールドが必須であり、メールアドレスの形式であることを検証することができます。
$rules = [
    'email' => 'required|email',
];
上記の例では、emailフィールドが空である場合、またはメールアドレスの形式でない場合、バリデーションエラーが発生します。
バリデーションの実行
次に、指定したルールに従って、バリデーションを実行する必要があります。Laravelでは、Validatorクラスを使用してバリデーションを行います。以下のように書くことで、ルールに従ってバリデーションを実行することができます。
use Illuminate\Support\Facades\Validator;
$data = [
    'email' => $request->input('email'),
];
$validator = Validator::make($data, $rules);
if ($validator->fails()) {
    // バリデーションエラーが発生した場合の処理
}
上記の例では、$dataには、バリデーション対象となるデータを配列で指定します。Validator::make()メソッドには、バリデーション対象となるデータとルールを渡します。fails()メソッドは、バリデーションエラーが発生した場合にtrueを返します。
バリデーションエラーの処理
最後に、バリデーションエラーが発生した場合の処理を行います。Laravelでは、バリデーションエラーが発生した場合に、withErrors()メソッドを使用して、エラーメッセージをビューに渡すことができます。
return view('form')->withErrors($validator);
上記の例では、withErrors()メソッドに$validatorを渡しています。ビューでは、以下のようにエラーメッセージを表示することができます。
@if ($errors->has('email'))
    <span class="invalid-feedback" role="alert">
        <strong>{{ $errors->first('email') }}</strong>
    </span>
@endif
上記の例では、$errors変数を使用して、エラーメッセージを表示しています。
注意点
Laravelでバリデーションを行う際に注意すべき点があります。
まず、バリデーションエラーが発生した場合に、フォームの入力値が消えてしまうことがあります。これは、Laravelがセッションに入力値を保存しているためです。このため、バリデーションエラーが発生した場合に、再度フォームを表示する際には、セッションから入力値を取得して、フォームに再度表示する必要があります。
また、バリデーションルールは、英語のキーワードで指定する必要があります。日本語で指定することはできません。
まとめ
Laravelでバリデーションを行う方法について説明しました。Laravelでは、バリデーションルールを指定し、Validatorクラスを使用してバリデーションを実行することができます。また、バリデーションエラーが発生した場合には、withErrors()メソッドを使用して、エラーメッセージをビューに渡すことができます。Laravelでバリデーションを行う際には、注意点にも注意して実装してください。
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