【amazon connect】pythonを使用してカスタムコールフローを作成する方法

カスタムコールフローの概要

こんにちは。今回は、amazon connectについて初心者エンジニアに向けて、カスタムコールフローの作成方法について解説します。amazon connectは、クラウドベースのコンタクトセンターサービスであり、顧客とのコンタクトを円滑にするための機能を提供しています。カスタムコールフローは、amazon connectで顧客との通話を制御するためのフローロジックです。今回は、pythonを使用してカスタムコールフローを作成する方法について詳しく見ていきましょう。

カスタムコールフローを作成するためには、amazon connectの基礎知識とpythonの基礎が必要となります。まずは、amazon connectとpythonの基礎から学びましょう。

amazon connectとpythonの基礎

まずは、amazon connectとは何かを理解することから始めましょう。amazon connectは、クラウドベースのコンタクトセンターサービスであり、awsの一部として提供されています。amazon connectを使用することで、独自のコンタクトセンターシステムを構築することなく、顧客とのコンタクトを管理することができます。

次に、pythonの基礎について学びましょう。pythonは、汎用のプログラミング言語であり、多くの開発者によって使用されています。pythonはシンプルな構文と豊富なライブラリを備えているため、コードの記述が短くなります。また、pythonは幅広いアプリケーション開発に使用されるため、初心者エンジニアにとっても学習の価値があります。

amazon connectへの接続方法

amazon connectへの接続方法には、さまざまな手法があります。ここでは、aws sdkを使用してamazon connectへの接続する方法を紹介します。

まず、aws sdkをインストールします。aws sdkは、awsの各種サービスを簡単に操作するためのライブラリであり、pythonでも使用することができます。以下のコマンドを実行して、aws sdkをインストールしましょう。

pip install aws-sdk

次に、aws sdkを使用してamazon connectに接続するための認証情報を設定します。以下のコードを使用して、認証情報を設定しましょう。

import boto3

access_key = 'your_access_key'
secret_key = 'your_secret_key'

connect_client = boto3.client('connect', aws_access_key_id=access_key, aws_secret_access_key=secret_key, region_name='us-west-2')

以上の手順で、amazon connectへの接続が完了しました。

カスタムコールフローの作成手順

カスタムコールフローを作成するための手順を紹介します。

  1. amazon connectのダッシュボードにアクセスし、"routing"セクションを選択します。
  2. "contact flows"を選択し、"create contact flow"ボタンをクリックします。
  3. カスタムコールフローの名称を入力し、"create"ボタンをクリックします。
  4. カスタムコールフローの編集画面が表示されるので、適切なモジュールを追加していきます。たとえば、受付メッセージや音声認識、発信などのモジュールを使用することができます。

pythonを使ったカスタムコールフローの開発

pythonを使用してカスタムコールフローを開発する方法を紹介します。

  1. pythonの開発環境を準備します。例えば、visual studio codeやpycharmなどの統合開発環境を使用することができます。
  2. amazon connectのカスタムコールフローの編集画面にアクセスし、必要なモジュールを追加します。
  3. pythonのスクリプトを作成し、必要な処理を記述します。たとえば、音声認識の結果に応じて適切なモジュールへの分岐を行う場合、以下のようなスクリプトを記述することができます。
def lambda_handler(event, context):
    result = event['details']['parameters']['result']
    if result == 'yes':
        return {'nextmodule': 'gathercustomerinformation'}
    elif result == 'no':
        return {'nextmodule': 'goodbye'}
    else:
        return {'nextmodule': 'invalidoption'}
  1. pythonのスクリプトをカスタムモジュールとしてamazon connectの編集画面に追加します。
  2. カスタムコールフローをテストし、適切に動作することを確認します。

カスタムコールフローのテストとデプロイ

最後に、カスタムコールフローのテストとデプロイ方法について紹介します。カスタムコールフローをテストするためには、amazon connectのダッシュボード上でテスト通話を作成する必要があります。テスト通話を使用して、実際の通話をシミュレートし、カスタムコールフローが正常に動作するかを確認します。

テストが完了したら、カスタムコールフローをデプロイして実際のコールフローとして使用する準備をします。デプロイするには、amazon connectのダッシュボード上でカスタムコールフローを選択し、"publish"ボタンをクリックします。カスタムコールフローがデプロイされ、実際の通話で使用することができるようになります。

以上が、amazon connectでpythonを使用してカスタムコールフローを作成する方法の概要です。初心者エンジニアでも理解しやすいように解説しましたので、ぜひ参考にしてみてください。

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