【django】ormを使ったデータベース操作の基本的な方法

django ormとは何か? 〜ormの基本概念の説明〜

django orm(object-relational mapping)とは、データベース操作をオブジェクト指向的に扱うための機能を提供するdjangoの機能です。このormを使用することにより、pythonコードを介してデータベースを操作することが可能になります。

例えば、データベースのテーブルをpythonのクラスとして表現し、そのクラスを操作することでテーブルのレコードを作成・更新・削除することができます。ormを使用することで、sql文を直接記述することなくデータベースを操作することができるため、データベースへのアクセスを効率的に行うことができます。

以下に、django ormの基本的な概念について説明します。

モデル

ormにおける「モデル」とは、データベースのテーブルに対応するpythonのクラスのことです。データベースのテーブルのカラムは、クラスの属性として定義されます。また、モデルはデータベースとのデータのやり取りを担当します。

マイグレーション

マイグレーションとは、データベースのテーブルを作成・変更する際に行う操作です。モデルクラスの定義が変更された場合、マイグレーションを行うことでデータベースを変更することができます。マイグレーションは、pythonのコードで定義されたデータベースの構造を自動的に変更してくれるため、手動でテーブルを操作する必要がありません。

データベースの接続方法と設定

djangoでは、データベースへの接続設定をsettings.pyファイルで行います。以下のように記述します。

databases = {
    'default': {
        'engine': 'django.db.backends.mysql',
        'name': 'mydatabase',
        'user': 'myuser',
        'password': 'mypassword',
        'host': 'localhost',
        'port': '3306',
    }
}

上記の例では、mysqlを使用してデータベースに接続しています。各パラメータを適宜変更し、使用するデータベースに合わせて設定してください。

モデルの作成とマイグレーションの実行方法

モデルの作成とマイグレーションの実行は以下の手順で行います。

  1. models.pyファイルにモデルクラスを定義する。
    
    from django.db import models

class post(models.model):
title = models.charfield(max_length=100)
content = models.textfield()


2. settings.pyファイルのinstalled_appsにアプリケーションを追加する。
```python
installed_apps = [
    ...
    'myapp',
    ...
]
  1. マイグレーションを作成する。

    $ python manage.py makemigrations
  2. マイグレーションを実行する。

    $ python manage.py migrate

上記の手順でモデルクラスの定義をデータベースに反映させることができます。

データの取得方法:全件取得、条件指定、ソート

データの取得はモデルクラスを操作して行います。以下の例では、postモデルからデータを取得する方法を紹介します。

全件取得

posts = post.objects.all()

条件指定

posts = post.objects.filter(title__contains='django')

titleカラムが「django」を含むレコードを取得します。

ソート

posts = post.objects.order_by('id')

idカラムを昇順にソートして取得します。

データの作成・更新方法:オブジェクトの生成、属性の変更、保存

データの作成・更新は以下の手順で行います。

オブジェクトの生成

post = post()
post.title = 'hello'
post.content = 'world'

属性の変更

post.title = 'こんにちは'

保存

post.save()

上記の手順でオブジェクトを生成し、属性を変更してから、save()メソッドを呼び出すことでデータベースに保存することができます。

データの削除方法:オブジェクトの削除、条件に合致するレコードの削除

データの削除は以下の手順で行います。

オブジェクトの削除

post.delete()

オブジェクトを削除します。

条件に合致するレコードの削除

post.objects.filter(title__contains='django').delete()

titleカラムが「django」を含むレコードを削除します。

以上がdjangoを使用したデータベース操作の基本的な方法です。ormを使用することで、データベース操作を簡潔なコードで行うことができ、開発効率を向上させることができます。

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