aws cliを使用したvpcの作成手順
はじめに
こんにちは。今回は、aws cliについて初心者エンジニアに向けて、vpcの作成とネットワーキングについて解説します。
aws cliは、コマンドラインでawsリソースを管理するためのツールです。vpc(virtual private cloud)は、aws環境内で仮想ネットワークを構築するためのサービスであり、aws cliを使用してvpcを作成することができます。
ここでは、aws cliを使用してvpcを作成する手順を説明します。
手順
- aws cliのインストール
まずはじめに、aws cliをインストールします。インストール方法については、公式ドキュメントを参考にしてください。以下のurlにアクセスして、aws cliのインストール手順を確認してください。
- aws cliの設定
aws cliを使用するためには、まずawsアカウントの設定が必要です。以下のコマンドを実行して、awsアカウントの設定を行ってください。
$ aws configure
- vpcの作成
以下のコマンドを実行して、vpcを作成します。
$ aws ec2 create-vpc --cidr-block 10.0.0.0/16
上記のコマンドでは、cidrブロックを指定してvpcを作成しています。cidrブロックは、vpc内で使用するipアドレスの範囲を指定します。
- サブネットの作成
以下のコマンドを実行して、サブネットを作成します。
$ aws ec2 create-subnet --vpc-id vpc-xxxxxxxx --cidr-block 10.0.0.0/24
上記のコマンドでは、vpcのidとcidrブロックを指定してサブネットを作成しています。vpcのidは、前のステップで作成したvpcのidを指定してください。
以上がaws cliを使用したvpcの作成手順です。詳しいコマンドの使用方法やオプションについては、公式ドキュメントを参考にしてください。
vpcのサブネットとルートテーブルの設定方法
はじめに
vpcを作成した後は、サブネットとルートテーブルの設定が必要です。サブネットは特定のipアドレス範囲を持ち、リソースをグループ化するために使用されます。ルートテーブルは、vpc内のトラフィックの経路を決定するために使用されます。
ここでは、aws cliを使用してvpcのサブネットとルートテーブルの設定方法について説明します。
手順
- サブネットの作成
以下のコマンドを実行して、サブネットを作成します。
$ aws ec2 create-subnet --vpc-id vpc-xxxxxxxx --cidr-block 10.0.1.0/24
上記のコマンドでは、vpcのidとcidrブロックを指定してサブネットを作成しています。vpcのidは、前のステップで作成したvpcのidを指定してください。
- ルートテーブルの作成
以下のコマンドを実行して、ルートテーブルを作成します。
$ aws ec2 create-route-table --vpc-id vpc-xxxxxxxx
上記のコマンドでは、vpcのidを指定してルートテーブルを作成しています。vpcのidは、前のステップで作成したvpcのidを指定してください。
以上がvpcのサブネットとルートテーブルの設定方法です。詳しいコマンドの使用方法やオプションについては、公式ドキュメントを参考にしてください。
aws cliでのvpcピアリングとプライベートリンクの構成
はじめに
vpcピアリングとプライベートリンクは、異なるvpc間でのネットワーキングを構成するための機能です。vpcピアリングは、異なるvpc間での通信を可能にし、プライベートリンクは、異なるvpc間でのトラフィックを暗号化して安全に転送することができます。
ここでは、aws cliを使用してvpcピアリングとプライベートリンクの構成方法について説明します。
手順
- vpcピアリングの作成
以下のコマンドを実行して、vpcピアリングを作成します。
$ aws ec2 create-vpc-peering-connection --vpc-id vpc-xxxxxxxx --peer-vpc-id vpc-yyyyyyyy
上記のコマンドでは、vpcのidとピアvpcのidを指定してvpcピアリングを作成しています。vpcのidとピアvpcのidは、それぞれピアリング元とピアリング先のvpcのidを指定してください。
- プライベートリンクの作成
以下のコマンドを実行して、プライベートリンクを作成します。
$ aws ec2 create-private-link-service --vpc-endpoint-id vpce-xxxxxxxx --vpc-endpoint-service-id vpce-service-yyyyyyyy
上記のコマンドでは、vpcエンドポイントのidとvpcエンドポイントサービスのidを指定してプライベートリンクを作成しています。vpcエンドポイントのidとvpcエンドポイントサービスのidは、それぞれプライベートリンクの元と先のvpcエンドポイントのidを指定してください。
以上がvpcピアリングとプライベートリンクの構成方法です。詳しいコマンドの使用方法やオプションについては、公式ドキュメントを参考にしてください。
vpcのセキュリティグループとネットワークaclの管理
はじめに
vpcでは、セキュリティグループとネットワークaclを使用して、ネットワークトラフィックの制御とセキュリティを強化することができます。セキュリティグループでは、インバウンドおよびアウトバウンドのトラフィックを制御し、ネットワークaclではサブネットごとのトラフィックを制御することができます。
ここでは、aws cliを使用してvpcのセキュリティグループとネットワークaclの管理方法について説明します。
手順
- セキュリティグループの作成
以下のコマンドを実行して、セキュリティグループを作成します。
$ aws ec2 create-security-group --group-name mysecuritygroup --description "my security group" --vpc-id vpc-xxxxxxxx
上記のコマンドでは、セキュリティグループの名前と説明、およびvpcのidを指定してセキュリティグループを作成しています。
- ネットワークaclの作成
以下のコマンドを実行して、ネットワークaclを作成します。
$ aws ec2 create-network-acl --vpc-id vpc-xxxxxxxx
上記のコマンドでは、vpcのidを指定してネットワークaclを作成しています。
以上がvpcのセキュリティグループとネットワークaclの管理方法です。詳しいコマンドの使用方法やオプションについては、公式ドキュメントを参考にしてください。
aws cliを使ったvpcエンドポイントの作成と接続
はじめに
vpcエンドポイントは、vpc内のプライベートなリソースへのアクセスを可能にするための機能です。vpcエンドポイントを使用することで、インターネット経由のアクセスを必要とせず、セキュリティを強化することができます。
ここでは、aws cliを使用してvpcエンドポイントを作成し、接続する方法について説明します。
手順
- vpcエンドポイントの作成
以下のコマンドを実行して、vpcエンドポイントを作成します。
$ aws ec2 create-vpc-endpoint --vpc-id vpc-xxxxxxxx --service-name com.amazonaws.region.s3
上記のコマンドでは、vpcのidとサービス名を指定してvpcエンドポイントを作成しています。vpcのidは、vpcエンドポイントを作成したいvpcのidを指定してください。サービス名は、接続したいawsサービスの名前を指定してください。
- vpcエンドポイントの接続
以下のコマンドを実行して、vpcエンドポイントを接続します。
$ aws ec2 modify-vpc-endpoint --vpc-endpoint-id vpce-xxxxxxxx --add-route-table-ids rtb-xxxxxxxx
上記のコマンドでは、vpcエンドポイントのidとルートテーブルのidを指定してvpcエンドポイントを接続しています。vpcエンドポイントのidは、作成したvpcエンドポイントのidを指定してください。ルートテーブルのidは、接続したいルートテーブルのidを指定してください。
以上がvpcエンドポイントの作成と接続方法です。詳しいコマンドの使用方法やオプションについては、公式ドキュメントを参考にしてください。
おわりに
以上、aws cliを使用したvpcの作成とネットワーキングについて解説しました。初心者エンジニアの方々にとって、aws cliを使ってvpcを構築することは大変有用なスキルです。ぜひ、実際に手を動かして試してみてください。
参考文献:
【aws cli】関連のまとめ
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