【typescript】インストールする方法とコツ

こんにちは。今回は、typescriptについて初心者エンジニアに向けて、インストール方法や初期設定、開発における問題やエラーについて解説します。

npmを使ったtypescriptのインストール方法
typescriptの初期設定に必要なファイルと設定方法について
javascriptとの違いと、typescriptが提供する型の種類について
typescriptを使った開発において避けられない問題と、その解決策について
インストールと設定における注意点と、よくあるエラーと対処法
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npmを使ったtypescriptのインストール方法

まず最初に、typescriptをインストールする方法ですが、npmを使って簡単にインストールすることができます。

npm install -g typescript

上記のコマンドをターミナルに入力して実行すると、typescriptがグローバルにインストールされます。この方法でインストールした場合、tscというコマンドでコンパイルを行うことができます。

typescriptの初期設定に必要なファイルと設定方法について

次に、typescriptの初期設定に必要となるファイルと設定方法について説明します。

まずはtsconfig.jsonというファイルが必要です。これは、コンパイルの際に必要な設定を記述するファイルです。以下は、tsconfig.jsonの例です。

{
  "compileroptions": {
    "target": "es5",
    "module": "commonjs",
    "sourcemap": true
  },
  "include": [
    "src/**/*"
  ],
  "exclude": [
    "node_modules"
  ]
}

上記の例では、"target": "es5"と設定することで、es5にコンパイルされるように指定しています。また、"module": "commonjs"とすることで、commonjs形式で出力されます。これは、node.jsでの利用を前提とした設定となっています。

"sourcemap": trueとすることで、ソースマップを有効にしています。これにより、ソースコードとコンパイル後のコードを紐付けてデバッグすることが可能になります。

なお、"include"と"exclude"には、それぞれコンパイルの対象となるファイルを指定することができます。

javascriptとの違いと、typescriptが提供する型の種類について

typescriptは、javascriptに比べて型安全性を提供することができます。つまり、変数や関数などの型を明示的に指定することで、コードのバグを防ぐことができます。

また、typescriptが提供する型の種類には以下のようなものがあります。

number
string
boolean
any
void
null, undefined
object

これらの型をうまく活用することで、より安全で保守性の高いコードを書くことができます。

typescriptを使った開発において避けられない問題と、その解決策について

typescriptを使った開発において避けられない問題として、型定義の不足や型の互換性の問題があります。

一般に、ライブラリやフレームワークは、javascriptで書かれていることが多く、型定義が不足していることがあります。また、複数のライブラリやフレームワークを利用する場合には、型の互換性に問題が発生することもあります。

解決策としては、以下のような方法があります。

@typesという型定義パッケージを利用する
- 例: npm install -d @types/react
型定義の不足を手動で追加する
型の互換性に問題がある場合は、型の変換を行う
- 例: string型をnumber型に変換する場合は、parseint()やnumber()を使う