aws cliを使用したec2インスタンスの起動手順
aws cliを使用することで、簡単にec2インスタンスを起動することができます。以下では、aws cliを使用したec2インスタンスの起動手順について説明します。
まずは、aws cliをインストールしてください。インストール方法については、公式ドキュメント(https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/cli/latest/userguide/cli-chap-install.html)を参考にしてください。
aws cliをインストールしたら、ec2インスタンスを起動するためのコマンドを実行します。以下のコマンドを実行して、ec2インスタンスを起動してみましょう。
aws ec2 run-instances --image-id ami-xxxxxxxx --instance-type t2.micro --key-name my-key-pair
上記のコマンドでは、--image-id
オプションに起動するec2インスタンスのami id、--instance-type
オプションにインスタンスタイプ、--key-name
オプションにキーペア名を指定しています。その他のオプションについては、公式ドキュメント(https://docs.aws.amazon.com/cli/latest/reference/ec2/run-instances.html)を参考にしてください。
ec2インスタンスのタイプとサイズの選択方法
ec2インスタンスを起動する際には、インスタンスのタイプとサイズを選択する必要があります。ec2インスタンスのタイプとサイズの選択方法について説明します。
awsでは、さまざまなインスタンスタイプが提供されており、それぞれ異なる仕様や性能を持っています。例えば、t2.microは1 vcpuと1 gibのメモリを持つ低負荷インスタンスであり、m5.largeは2 vcpuと8 gibのメモリを持つ汎用用途のインスタンスです。
インスタンスタイプの詳細については、公式ドキュメント(https://aws.amazon.com/jp/ec2/instance-types/)を参考にしてください。
また、起動するec2インスタンスのサイズも選択する必要があります。サイズは、インスタンスタイプによって異なる容量やパフォーマンスを持っています。
例えば、t2.microインスタンスはハイパースレッディングをサポートしており、1つのvcpuが2つの論理プロセッサを持っています。一方で、m5.largeインスタンスはハイパースレッディングをサポートしておらず、1つのvcpuが1つの論理プロセッサを持っています。
サイズを選択する際には、起動するアプリケーションや使用目的に応じて適切なサイズを選ぶことが重要です。詳細な情報は、公式ドキュメント(https://aws.amazon.com/jp/ec2/instance-types/)を参考にしてください。
aws cliでのec2インスタンスの起動時のユーザーデータの設定
ec2インスタンスを起動する際には、ユーザーデータを設定することができます。ユーザーデータは、インスタンスが起動した直後に実行されるスクリプトやコマンドを指定するためのもので、初期設定やアプリケーションのインストールなどに利用することができます。
aws cliを使用してec2インスタンスを起動する際には、--user-data
オプションを使用してユーザーデータを指定することができます。以下にユーザーデータを設定する例を示します。
aws ec2 run-instances --image-id ami-xxxxxxxx --instance-type t2.micro --key-name my-key-pair --user-data file://user-data.sh
上記のコマンドでは、--user-data
オプションにfile://user-data.sh
を指定しています。user-data.sh
は、起動時に実行されるスクリプトファイルのパスです。スクリプトファイル内には、一連の初期設定やシステム構築のコマンドが記述されています。
ユーザーデータを設定することで、ec2インスタンスの自動設定や初期化を行うことができます。詳細な内容や利用方法については、公式ドキュメント(https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/awsec2/latest/userguide/user-data.html)を参考にしてください。
ec2インスタンスのステータスの監視と制御方法
ec2インスタンスを起動した後は、そのステータスを監視し、必要に応じて制御する必要があります。aws cliを使用することで、ec2インスタンスのステータスを監視し、制御することができます。
まずは、現在のインスタンスのステータスを確認するコマンドを実行してみましょう。
aws ec2 describe-instances --instance-ids i-xxxxxxxx
上記のコマンドでは、--instance-ids
オプションに監視対象のec2インスタンスのインスタンスidを指定しています。インスタンスidは、先ほど起動したec2インスタンスのidを指定してください。
上記のコマンドを実行することで、ec2インスタンスの詳細情報やステータスが表示されます。ステータスは、インスタンスの起動中、停止中、実行中などを示します。
また、ec2インスタンスを制御するためには、以下のコマンドを使用します。
aws ec2 start-instances --instance-ids i-xxxxxxxx
aws ec2 stop-instances --instance-ids i-xxxxxxxx
上記のコマンドでは、--instance-ids
オプションに制御対象のec2インスタンスのインスタンスidを指定しています。インスタンスidは、起動したec2インスタンスのidを指定してください。
これにより、ec2インスタンスの起動や停止をaws cliを使用して行うことができます。
aws cliを使ったec2インスタンスの停止と再起動
ec2インスタンスを停止したり、再起動したりする際には、aws cliを使用することができます。以下では、aws cliを使ったec2インスタンスの停止と再起動について説明します。
まずは、ec2インスタンスを停止するコマンドを実行します。以下のコマンドを実行して、ec2インスタンスを停止してみましょう。
aws ec2 stop-instances --instance-ids i-xxxxxxxx
上記のコマンドでは、--instance-ids
オプションに停止するec2インスタンスのインスタンスidを指定しています。
また、ec2インスタンスを再起動する際には、以下のコマンドを使用します。
aws ec2 reboot-instances --instance-ids i-xxxxxxxx
上記のコマンドでは、--instance-ids
オプションに再起動するec2インスタンスのインスタンスidを指定しています。
これにより、aws cliを使用してec2インスタンスの停止や再起動を行うことができます。
以上が、aws cliを使用したec2インスタンスの起動と停止についての説明です。初心者のエンジニアの方にも分かりやすく解説するために、詳細な手順やコマンドを提供しました。aws cliを使用することで、簡単にec2インスタンスを起動・停止することができるので、ぜひ活用してみてください。
参考ブログ記事:
【AWS CLI】関連のまとめ
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